従来、SOLOELの運用では、導入企業のフロー等にあわせて、人事・会計システムとの連携有無や承認フローの運用など様々な設定が異なるため、導入企業ごとに担当者を固定していた一方で、同時に作業が属人化するといった課題が挙げられていました。

そこでベルシステム24ではこの業務プロセスを、28の業務に細分化、分析を行い、運用の改善案を導き出しました。「カタログマスタ」「取引先マスタ」「企業マスタ」といった複数のマスタのメンテナンス方法をナレッジ化し、管理を一元化することで、作業効率を向上させることにより年間10.8%の生産性向上を実現しています。

さらに、業務プロセスを「組織マスタ業務」「契約関連業務」「カタログマネジメント業務」といった28の業務に細分化したことで、コミュニケーターを適したポジションに配置することが可能となりました。これによって、効率的かつ正確な業務運用を実現するとともに、コミュニケーターのスキルマップとスキルパスを明確化することで、人材育成面でも効果を上げています。
「毎月の定例会で、各コミュニケーターのスキルアップ情報や研修予定などを報告していただけるので、今後どのようなロードマップで業務を進めるのかを把握でき、安心してお任せできます」(ソロエル:高橋氏)

スキルマップの設定により、きめ細かい研修を実現、業務開始から8年を経た現在でも、在籍者の半数以上が長期の継続勤務者で、ハイパフォーマーとして活躍しています。

業務運用の効率化およびコミュニケーターのスキル向上を実現した要因は、1,000社超のクライアント企業の多岐にわたる業務で培ったベルシステム24の知見および運用メソッドの活用によるものです。毎月の定例会では、様々な課題に対し、直近約4年間で73の改善提案を行うなど、継続的に運用の効率化を進めています。

2019年からは、新たな企業へのシステム導入支援や、導入企業への月次の利用報告書の作成など、業務範囲を拡大しています。コミュニケーターがソロエル様とともに導入企業のシステム導入に至るまでの定期的な検討会議に参加し、重要なパートナーとして活躍しています。

「ベルシステム24のコミュニケーターの方に検討会議に参加いただくのは、SOLOEL 購買システムとそれに付随する業務運用面について熟知されているからです」(ソロエル:古田氏)
これまでは新たな案件が発生するごとに、ソロエル様自身でスポット契約でスタッフを雇用し、常にゼロから教育するという負荷がありましたが、ベルシステム24のBPOを活用することで、業務効率化および生産性の向上を実現しています。

本業務を受注した当初は、「SOLOEL 購買システム」を利用する11企業のマスタ情報メンテナンスでしたが、現在は35の企業に増加し、その他のBPO業務を受注するまでに拡大してきました。
「我々が発展していくためには、ベルシステム24さんのサポートは欠かせません。今後も、様々なご提案をいただきながら共に歩んでいきたいと考えています」(ソロエル:宇佐見氏)