お話を伺った方
CS戦略部 課長 五十嵐 知香 様
CS戦略部 課長 城台 圭介 様
コンタクトセンターの高度化を実現したい方
コンタクトセンターのBCPや在宅を検討中の方
多拠点運営しているがインフラがバラバラで管理にお悩みの方
拠点の増設や分散化など、事業拡大および有事の際の事業継続性を担保したい
ソリューションを活用して業務を効率化したい
繁閑などの呼量に応じた席数だけ利用したい
コンタクトセンター
クラウド型次世代コンタクトセンターシステム「BellCloud+」を導入
「BellCloud+」の導入により、在宅を含むコンタクトセンターを短期間・低コストで拡張し、事業継続性を強化
「BellCloud+」の豊富なオプションサービスを活用し、コンタクトセンターを高度化し業務の効率化を実現
コンタクトセンターの高度化により、顧客満足度や生産性が向上
CS戦略部 課長 五十嵐 知香 様
CS戦略部 課長 城台 圭介 様
2019年4月に営業を開始されて以来、契約件数を急激に伸長されているはなさく生命保険株式会社(以下はなさく生命)。事業の急成長とともに、お客様のメイン窓口である同社のコンタクトセンターは呼量が増え、お客様への安定的なサポート対応に加え、お客様の満足度を向上するためにコンタクトセンターの拡張・強化が急務となっていました。
「それまでは六本木と池袋の2拠点でセンターを運営していたのですが、常に安定して電話がつながる体制を構築するため、大阪にもセンターを増設することになりました」(五十嵐氏)
そこで、ベルシステム24は、サーバー構築やデータセンター等を必要とせず、小規模から大規模まで、期間を問わず利用いただけるクラウド型次世代コンタクトセンタープラットフォーム「BellCloud+(ベルクラウドプラス)」の導入を提案。初期費用を低減しながらも短期間でセンターを拡張し、東京-大阪センター間のスムーズな連携を実現することを目指しました。
「クラウド型で柔軟に音声基盤を拡張できること、オムニチャネル化していること、オプションサービスとして在宅化に対応していること、それらが決め手となり、当社で『BellCloud+』を導入することになりました」(五十嵐氏)
「BellCloud+」の導入で実現した事項は、主に4点です。
1点目は、事業の急拡大に対応した音声基盤の拡張です。
「コンタクトセンターを拡張するには、システム資産や工事費用が必要になりますが、クラウド型の『BellCloud+』ではそれらが不要なため、容易に拡張ができました。同時に、コストを抑えることもできました」と城台氏。それにより、はなさく生命は、新設した大阪のコンタクトセンターを短期間でスムーズに立ち上げることができたと言います。
2点目は、コンタクトセンターの在宅化です。「BellCloud+」では、最先端テクノロジーが組み込まれており、その一つとしてセキュリティを担保した在宅化にも対応しています。そこで、はなさく生命は六本木・池袋・大阪での多拠点運営に加え、在宅化も開始しました。
「当社は事業の拡大に伴いオペレーターを増員しており、在宅オプションは、今回の導入の肝でした」と五十嵐氏。また、城台氏は「インターネット回線でつなぐだけでセンターの構築や在宅化を実現できることは大きなメリットです」と語り、在宅のスタートにより、同センターはBCPの観点においても強化されました。
実現した3点目は、「生命保険料控除証明書」の再発行を24時間自動で受付して処理する仕組みの構築です。
「年末調整の時期になると、お客様から『生命保険料控除証明書』についてのお問い合わせが増え、なかでも再発行のご依頼を多くいただきます。この受付から処理までを自動で行う仕組みを、『BellCloud+』のオプションサービスを活用してベルシステム24に構築していただきました。それにより、お客様をお待たせすることなく再発行できるようになりました」と五十嵐氏。さらに城台氏は「控除証明書の再発行は季節もので、毎年10月から年末がピークになるのですが、その時期だけ人員を増やすことは困難でした。しかし、自動化によりこの問題を解決でき、業務を効率化することができました」と言います。顧客満足度の向上と業務の効率化。その両方を実現できたケースだと言えます。
五十嵐氏は「通話を分析することで、コンタクトセンターの改善やオペレーターのフォローにつなげています。また、『AmiVoice』は必要な部分をチョイスして録音を聞くことができるため、お客様からのお問い合わせを確認する負担が軽減されています」と語ります。さらに城台氏は「『AmiVoice』は音声を瞬時にテキスト化する機能が備わっているため、お客様が早口で話された場合、そのテキストを参考にしながら復唱・確認できるようになりました。また、保険のコンタクトセンターでは、耳慣れない病名などをお客様が話されることもあるため、その復唱・確認にも役立っています」と言います。
その他にもCTI連携によりお客様情報を検索する時間の短縮にも繋がっています。着信時にお客様の情報をPC画面にポップアップで表示するようにしたことで、ご本人確認が容易にでき、お客様をお待たせすることなくスムーズに対応できています。また、この機能を活用して、お客様情報を改めて検索することなく、CRM上にあるお客様の電話番号をクリックして架電できるようになったことも、生産性アップにつながっているといいます。
「BellCloud+」の導入・活用により、様々な面から顧客満足度と生産性の向上を進めているはなさく生命。五十嵐氏と城台氏は、今回の導入のメリットをあらためて次のように語ります。
「コンタクトセンターは繋がることが大切です。『BellCloud+』はいつでもどこでもインターネット回線で電話がつながり、何よりも安定稼働するため、タイムリーに席数を増やすことができています。これは画期的な機能だと実感しています」(五十嵐氏)
「『新しいことに取り組む』がはなさく生命のコンセプトです。本来、新しい取り組みには大規模なリプレースが必要になりますが、『BellCloud+』の導入によりシステムが容易にアドオンでき、時間もかけずにメリットを享受できました」(城台氏)
お二人が目指すのは「人とシステムのハイブリッドオペレーション」だと言います。
「お客様へのサービスとして、いつでもどこでも当社に問い合わせができることを追求し続けなくてはなりません。それを実現できるのが『BellCloud+』です。今後追加されるオプションで、当社に必要なものは活用していきたいと考えています」と五十嵐氏。続いて城台氏も、「当社の成長とともにコンタクトセンターの呼量は増え続けるため、オペレーターを増員していく予定です。その状況に対応していくためには、今後も安定した品質を維持しながら効率的にセンターを拡張していく必要があります。その実現に向けて、新しい機能はどんどん活用していきたいと考えています」と語ります。
「ベルシステム24には、今後もシステム・業務の両面から、『新しいことに取り組む』というはなさく生命のコンセプトを踏まえた提案をいただけることを期待しています」(五十嵐氏・城台氏)。
はなさく生命保険株式会社 様
日本生命グループの一員として、2019年4月に営業を開始した生命保険会社。時代の変化に合わせた新たな価値提供を通じ、社会課題の解決や保険業界の発展に貢献している。資本金800億(うち資本準備金400億円)。2021年度の新契約件数は約12.4万件、2021年度末の保有契約件数は約24.7万件、従業員数 244名(2022年3月末時点)。