CONTACT CENTER Wiki コーチング(coaching)
コーチング(coaching)とは、「指導する」を意味する「coach」の動名詞です。業務において必要となるスキルを向上させるための、育成活動を意味します。各センターによって認識はさまざまですが、一般的にはモニタリング、サンプリング、フィードバック、OJTなど育成に関わる全てのアクションはコーチングとして定義できます。
コミュニケーターのパフォーマンスを最大化させ、顧客満足度向上を実現するために重要な活動
個々のコミュニケーターに適したフィードバックや改善プロセスの提示が大事
コーチングの目的はコミュニケーターのパフォーマンス向上であり、さらにその先には顧客満足度の向上という明確な目標があります。しかし、現場のコーチングに一定のメソッドはありません。コミュニケーターにはそれぞれに独自の課題があります。また、コーチングの手法や、フィードバックの伝え方も、コミュニケーターごとに変える必要があります。
平均処理時間や一日の応対数は、個々のコミュニケーターが抱えている弱点を知るための指標です。また、モニタリングの内容からはコミュニケーターの顧客に与えている印象や、案件の処理が遅い(あるいは早い)要因を知ることができます。
洗い出された問題点は、コミュニケーターがしっかりと理解できる形でフィードバックしなければなりません。問題点を提示した上で、他人事ではなく自発的に解決方法を考えさせることが、コーチングとしては理想的です。
個々のコミュニケーターへのコーチングは工数がかかりますが、顧客満足度の向上を目指す上では重要な事項のため、問題が顕在化した時点で取り組むことが大切です。